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日本語訳

ICC Color Camera Calibrator(略称CoCa)

CoCa


御案内

CoCaは、スキャナやカメラなどのようなデジタルキャプチャ機器用のICCカラープロファイルを作成するために設計された、オープンソースのMS Windowsのアプリケーションです。CoCaは、CoCa・インストール・パッケージに含まれているアーガイルオープンソースカラーライブラリを利用しています。CoCaは、次のものを含め、様々なキャリブレーションターゲットをサポートしています。:

 

colorchecker
ColorCheckerSG
ColorChecker
ColorCheckerSG
hutchcolor
DT003
HutchColor
Digital TargeT 003
DT3
LS
Digital Target-3 and 4
LaserSoft DCPro
q60
qpcard 201
IT8.7
QPcard 201
qpcard 202
qpcard 203
QPcard 202
QPcard 203

 

プロファイルの作成のために、すべてのターゲットは、添付の参照ファイルが必要です。通常、参照ファイルは、売り主によってターゲットと一緒に供給されています。カラーチェッカー、QPcard201とQPCard202の場合は、CoCaに含まれている、汎用の参照ファイルが使えます。 QPCard203についても、それが202と同じ値(ただし、これはまだ確認されていません。)であることを前提として動くよう、含まれています。いくつかの他の参照ファイルは、売り主のウェブサイトからダウンロードできます。

CoCaは、多言語であり、現在、英語、チェコ語、フランス語、インドネシア語、ポーランド語、スペイン語の言語をサポートしています。あなたが翻訳に協力したい場合は、このページの下部にあるアドレスにより私に御連絡下さい。

使用法

CoCaは、使用することが簡単で、プロファイルを構築することの論理的道筋をたどる、番号付けられた手順を規定しているICCプロファイル作成過程を支援して、簡単にしています。CoCaは、サポートされているすべてのターゲットでテストされているわけではありませんが、それらのターゲットの多数で非常によく作動します。

プログラムの機能は、以下に記載されています。

1. Target Image(ターゲット画像)

ICCプロファイルを作成するためには、(このページ上の他の場所に記載された売り主からの)特別な色のターゲットが、デジタルカメラ又はスキャナーで撮影されるべき物として必要とされています。

カラーキャリブレーションに適した、高品質のキャプチャを確実にするため、次のことに注意してください。:

  • キャプチャ機器及び/又はソフトウェアにおける、すべての自動機能(例えば、ホワイトバランス、露出)を無効にする必要があります。

  • 画像は、RGB各1チャンネル当たり8ビット又は16ビットの非圧縮TIFFとして保存(又は、標準的な方法で、変換)されている必要があります。

  • クリッピングが起こっていないか、画像編集ソフト(Adobe Photoshopなど)を使用してターゲット画像のヒストグラムを確認してください。スキャンは、0(最も暗いトーンの場合)又は255(最も明るいトーン用)のR値、G値又はB値に到達しているべきではありません。 16ビット画像の場合は、0又は65535に到達しているべきではありません。到達している場合は、カメラ又はスキャナドライバの露出設定を変更してみてください。通常、10から245(16ビットモードで2600から63000程度)の範囲がカラープロファイルを製造するのに好適のはずです。この範囲は、(デジタルスキャナなど用の)coloraid.de IT8ターゲットで理想的です。いくつかのメーカーからのIT8ターゲットはしばしばより小さな濃度範囲を持っているので、実際の画像スキャンでクリッピングを回避するために、さらに小さなRGBの範囲を必要とするかもしれません。他のターゲットの最良のキャプチャのために必要となる、いくつかの実験があるかもしれません。

  • 時には色品質は、プロファイルを作る/適用する前にソフトウェアで画像をガンマ補正することによって改善される場合があります。あなたのターゲット画像が暗部についてほとんどすべての細部が目に見えないほど極度に暗い場合は、カメラの露出(スキャナドライバの設定)を変更してみて、それが失敗した場合、暗部がちゃんと正常に見えるまで、ガンマ補正を大きくしてみてください。このヒントは、特に、暗部が正常な明るさで見えるようにするため、4より大きなガンマ補正が必要なユーザーにお勧めします。ガンマ補正は、プロファイルが適用される前に、キャプチャされたすべての画像に適用する必要があります。

CoCaは、既にキャプチャされたターゲット画像( "Select"ボタンをクリックしてください。)を使用するか、又は撮像装置がTWAINドライバのサポートを提供している場合、新しい画像をキャプチャする("Capture")ことができます。

2. Visual Check(目視チェック)

この欄では、撮影した画像の位置やトリミングを視覚的に確認することが可能です。画像をクリックすると、素のままのヒストグラム・ウィンドウを備えた、より大きなプレビューを表示するでしょう。

3. Reference File(参照ファイル)

参照ファイルは、カラープロファイルの作成のために必要です。通常、それらは、ターゲットと一緒に売り主によって提供されています。 XriteカラーチェッカーとQPcard201はCoCaにより提供されている汎用の参照ファイルで使用されても構いません。汎用のファイルを使用するには、"Generic"ボタンをクリックしてください。しかし、より高品質のプロファイルは、通常、特定のターゲットのために特別に制作された参照ファイルを使用して作成されます。このようなファイルを開いて使用するには "Custom"をクリックしてください。

4. Corrections(訂正)

キャプチャしたターゲット画像が遠近歪みを持っている場合、このオプションは自動的にそれを修正しようとするでしょう。初期設定のガンマ設定は2.2です。これは、標準的な24ビット画像の場合、変更されるべきではありません。画像が直線状のガンマを持つ場合(例えばdcraw直線オプション16ビット/チャンネルで変換されたRAWファイル)は、ガンマ1.0が選択されるべきです。

5.Tweaks(微調整)

この欄のスライダを使用することによって、プロファイルの白色点を調整することが可能です。1.0より高い値は明るい画像を生成するプロファイルを作成し、1.0以下の値は暗い画像を生成します。

6. Select Target Type(ターゲット形式選択)

CoCaがターゲット形式を自動的にイメージから検出できないと推測すべき場合、ターゲット形式が何なのかをCoCaに伝えることが重要です。間違った形式が選択されている場合、CoCaは、プロファイルを作成することができないか、又は結果として生じるプロファイルが無効であるかのどちらかでしょう。選択リストの隣にある小さな画像は、正しいターゲット形式を判断するのに役立つでしょう。

7. Profile Information(プロファイル情報)

これは、正確に調整される必要がある、ユーザーに依存する情報です。特に、"Internal Profile Description(内部プロファイルの説明)"フィールドは、プロファイルを識別するためにそれを使用する一部のプログラム(Adobe Photoshopなど)にとって重要です。

8. Options - Algorithm(オプション - アルゴリズム)

ここで、プロファイルを計算するために適切なアルゴリズムを選択することが可能です。特定の機器/ターゲットのための最良のアルゴリズムを決定しようとする場合、いくつかの実験が必要になることがあります。何人かのカラーマネジメントの実務者によれば、 "Gamma+matrix"が多くのデジタルカメラに最適です。

9. Options - Quality(オプション - 品質)

さまざまなプロファイルの品質水準は、この欄で選択することができます。より高い品質はより良いプロファイルに結実するでしょうが、プロファイル作成がより長時間になり、プロファイル自体がより大きく(より大きなファイルサイズ)なります。アーガイルの文書は、"Ultra High"品質はほとんど使用されるべきでないと明確に述べています。

 

プロファイルを作成

"Create Profile(プロファイルを作成する)"ボタンをクリックしてください。すべてのオプションが正しく選択されたと規定して、CoCaは、プロファイルの計算を開始します。現在の進行状況は(通常)黒のコマンドラインボックスの内側に表示されます。プロファイルが作成された後、CoCaはそれを保存するかどうかをあなたに尋ねてくるでしょう。

 

プロファイルを使用

スキャナで

作成したプロファイルを使用するには、スキャナのキャプチャ用ソフトウェアは、デフォルトのスキャンICCプロファイルを選択するオプションを持っている必要があります。一度選択すると、プロファイルが自動的にすべてのキャプチャ中に適用されることになるでしょう。あなたは、機器のソフトウェアにおいて、作成したプロファイルの名前を選択する必要があります。

スキャナ及びカメラで

あるいはまた、画像が取り込まれた後に、画像をAdobe Photoshop、GIMPやPaint Shop Proのようなイメージ操作プログラムで開く必要があります。プロファイルを適用するためには、 "プロファイルの指定"オプションを使用してください。

覚えておいてください、ICCカラープロファイルは、そのプロファイルが作成された目的である機器に対してのみ有効です。デジタルカメラの場合には、照明は、常にプロファイルが作成されたときの照明と同じである必要があります。

ICCプロファイルは完璧ではありませんが、(あなたがキャプチャしている独自の素材がターゲットの製造に使用される材料とは非常に異なるという、いくつかの事例では、結果はかなり不正確になることがあります。)、現在のところ、それらはデジタル画像の高忠実な色を確保するために利用可能な最善の仕組みです。

 

CoCaの処理についての詳細は、アーガイル・ウェブサイト(http://www.argyllcms.com)又は付属文書から入手できます。

 

実演説明動画

CoCaを使用 - Windows Media (*.wmv) - 35MB
CoCaを使用 - Quick Time(*.mov) - 17.2MB

Photoshop CS3におけるプロファイルの指定 - Windows Media (*.wmv) - 20.5MB
Photoshop CS3におけるプロファイルの指定 - Quick Time (*.mov) - 7.5MB

注: ナレーターの声による解説は、動画ではまだ利用できません。


 

役に立つリンク


ダウンロード

最新版

 

旧版

 

 

 

 

要求されるシステム

  • MS Windows 98から7まで
  • 500Mb RAM
  • 十分な空きディスク・スペース(処理の選択肢に依存して)
  • 24ビットのモニター
  • インストールするWin 2000とXP上において管理者権限でアクセス

特別の感謝

このプログラムの改良を助けた人すべてに感謝します。特に、私は、非英語圏の人にCoCaをよりアクセス可能にするために尽力した翻訳者に感謝したいと思います。

翻訳者

  • チェコ語 - Ivan Danes
  • フランス語 - Christophe Metairie
  • インドネシア語 - Muhammadin Razak
  • ポーランド語 - Andrew Stawowczyk Long
  • スペイン語 - Hugo Rodriguez

連絡先

私は、このソフトウェアに関する御意見や御提案に感謝します。私の詳細は次のとおりです。:

 

Andrew Stawowczyk Long
info@dohm.com.au
+61 408 478 522