SIPCは、デジタル・スキャナーのためのICCカラープロファイラーです。ICCカラープロファイルは現在のところ、あなたがデジタル画像において原物の色を保存していることを保証する、最も良い方法です。 カラープロファイルに関してもう少し知りたいなら、ICCウェブサイトを参照してください。
SIPCは、オープンソースのICC互換カラーマネージメントシステム(アーガイルのカラーマネージメントシステム)を使用しています。アーガイルのバイナリは、SIPC配布パッケージに含まれていて、自動的にインストールされるでしょう。
SIPCは、一般的なIT8.7(ISO12641)ターゲットを用いてスキャナーのためのICCカラープロファイルを作成するフリーウェアアプリケーションです。 コダックカメラ、アグファ及びその他がIT8ターゲットを製造しています。 反射原稿用及び透過原稿用の、安価なIT8ターゲットは、http://www.targets.coloraid.deから購入できます。 あらゆるターゲットが、そのターゲットの製造ロット別の参照用テキストファイルと共に届きます。参照用テキストファイルは、プロファイルを算定するためにソフトウェアによって使用されます。
SIPCは、GNU General Public Licenceの下で認可されています。
警告文:
SIPCは、開発中であり、大規模にテストされていません。うまくいけば、それはすぐ変化するでしょうが、現在、私は、何かしらの評価作業のためSIPCを使用する前にあなたが自分でSIPCを徹底的にテストするように忠告します。私は、このプログラムを使用した結果による、どんな問題にも責任を負わないでしょう。 それを言った後に、アーガイル(のカラーマネージメントシステム)が非常に確かな評判を持っていて、うまく作動するように思えると強調したいと思います。
注:
まれな場合に、SIPCがエラーメッセージ:「ERROR extracting RGB values(RGB値抽出エラー)」を示してプロフィール作成を拒否することが観測されました。解決策は、スキャンされたターゲット画像にあるノイズを、ターゲット画像をより少し鮮明にすることで減らすことでした。
IT8ターゲット
あなたは、スキャナーキャリブレーションのためのIT8.7ターゲットを必要とします(安価なターゲットは、http://www.targets.coloraid.deから利用可能です。)。
1. 前もって取り込んでおいたターゲット画像を開くため「Select Target Image」ボタンを使うか、又は新規にターゲット画像を取得するため「Capture Target」ボタンをクリックします。「Capture Target」は、あなたが適切なスキャナー(コンピュータに、インストールされた、いくつかの異なったTWAINスキャナーがある場合)を選ぶことを許容し、自動的に300dpi RGBでスキャンするようプリセットします。
注意: 「Capture Target」は、TWAINスキャナーだけで作動します。
カラーキャリブレーションに適した、高品質なスキャンを確実にするため、次のことを守ってください:
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イメージは上記の例のように大まかに切り抜かれているべきです。切り抜かれていなかったり、又は非常に歪んでいる場合は、画像加工ソフトウェアを使用して、画像を修正してください(可能な限り例に近くなるように画像を修正してください。)。 加工プログラムが画像の他の特性を変えないように気を付けてください。
2. 「Select Reference File」ボタンをクリックし、ターゲットと一緒に届いたテキスト参照ファイル(.txt、.q60、.it8、.cgt又は.cgatsファイルのいずれか)を見つけてください。
3. プレビューウィンドウで画像を検査してください。
4. スキャナーやカメラの名前及び型式、プロファイルの説明(画像用アプリケーションで表示されたり、使用されたりするので、短く、かつ、何のためのプロファイルなのかが分かるものでなければなりません。)並びに著作権(プロファイル製作者-あなたの名前)のための欄を適切に埋めてください。
5. アルゴリズム(デフォルトはLabです。)を選んでください。 異なった選択は、スキャナの特性に応じて、異なった結果をレンダリングするかもしれません。 よく分からない場合は、デフォルトのままにしておいてください。
6. プロファイル品質を選んでください。より良い品質はより良い結果を意味しますが、より良い品質はプロファイルの作成に若干多くの時間がかかるようになります。アーガイルによると、「Ultra High」オプションは、ほとんど使用するべきではありません。
7. 「Create Profile」ボタンをクリックしてください。プロファイルが作成された後、あなたは、それを保存するようにうながされるでしょう。Windows2000とXPにおいて、デフォルトのカラープロファイルフォルダーは次のとおりです。「\Windows\system32\spool\drivers\color」ディレクトリ。
作成されたプロファイルを使用するためには、あなたのスキャナーやカメラの取り込み用ソフトウェアがデフォルトのスキャンICCプロファイルを選択するオプションを持っていることが必要です。 プロファイルは、あらゆる取り込みの間、自動的に適用されるでしょう。 あなたは、スキャナーやカメラのソフトウェアにおいて、作成されたプロファイルの名前を選択する必要があるでしょう。 あるいはまた、イメージをスキャンし終えた後に、あなたは、AdobeフォトショップやPaint Shop Proのような画像加工プログラムで画像を開き、色の外観を修正するためのオプション「プロファイルの指定」を使うこともできます。
ICCカラープロファイルはそれが作成されたスキャナーやカメラだけに有効であるということを覚えてください。カメラの場合では、照明は、プロファイルが作成された時の照明といつも同じでなければなりません。
ICCプロファイルは完全ではありません(あなたが取り込んだオリジナルの物質がターゲットの生産に使用された材料と非常に異なっているときのような、いくつかの場合では、結果はかなり不正確であるかもしれません。)が、現在、デジタル画像における高忠実な色を確保するために利用可能な、最も良い仕組みです。
ダウンロード v1.7
sipc_setup.exe - 6.07Mb
http://www.nla.gov.au/preserve/dohm/download/SIPC_setup.exe
ソースコード
http://www.nla.gov.au/preserve/dohm/download/source.html
ダウンロード旧ヴァージョン
SIPC_setup_1.3.exe - 3.4Mb
http://www.nla.gov.au/preserve/dohm/download/SIPC_setup_1.3.exe
ソースコード
http://www.nla.gov.au/preserve/dohm/download/source_1.3.html